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Yahoo!検索のネガティブサジェスト(虫眼鏡)と削除依頼の方法

2017年9月19日 SEO対策

Yahoo!の検索結果で社名で検索するとネガティブなキーワードが表示されて困っています。
というお問い合わせを、当社のお客様より立て続けにご相談いただきました。
数年前にグレーな手法(というかブラック)として、一部SEO(Search Engine Optimization)業者などがYahoo!の検索結果のサジェスト部分に任意のキーワードを表示できるという手法で問題となっていました。

Yahoo!サジェスト

Yahoo!サジェスト
※Yahoo!のサジェスト(虫眼鏡)の表示例

よく使われていた手法としては、狙っていたキーワードに自社の関連するサービスや社名を表示し、自サイトへ誘導や知名度の向上を目的に、Yahoo!検索の穴を突いて表示し利益を得るという方法でした。
これは、基本的に依頼者の利益にかなうブラックな手法でしたが、最近は、競合他社などの評判を落とすために「社名(サービス名)+ ネガティブワード」を表示するという利用のされかたも目立ってきています。

本来であれば、意図的に検索結果の表示をコントロールされてしまっているYahoo!検索に不備があるといえるのですが、この状況は中々改善されていないのが実情です。
翻ってGoogleは同様にサジェスト機能がありますが、そういった汚染はほとんどみられません。

また、それを有料で対策するという業者もあり、なんとも悲しい状況となっています。

ネガティブサジェストの削除方法

検索結果に自社に対するネガティブなキーワードが上がっていると、「早く消したい。」という焦りから、検索し表示された広告から削除する業者に依頼しようと考えてしまうかもしれません。

少し立ち止まってお考えいただければご理解いただけるかと思いますが、GoogleもYahoo!も他者から意図的に検索結果をコントロールされることを非常に嫌います。
理由は、検索結果の公平性・情報の有益性を欠くことは検索エンジン自体の信頼性を下げ、利用者の減少を招き、GoogleやYahoo!の検索という商いを根底から揺るがす自体を招きかねるからです。

検索結果の信頼性があってはじめてGoogleやYahoo!は利益を享受できるのです。
従って、GoogleやYahoo!にとっては他者である対策業者に依頼するということはリスクを伴うことも考えられます。

穿った見方をすれば「Yahoo!サジェスト 削除」「Yahoo!サジェスト 対策」などで広告が表示される業者が、自らこういったネガティブキーワードを生み出し、有料で対策することで利益を得ている可能性も否定できません。

Yahoo!の通報フォーム

幸いYahoo!ではこういったサジェストの汚染に対する通報には真摯に対応されています。

Yahoo! JAPAN – カスタマーサービスフォーム

数例ではありますが、ほとんどが数日以内に対策され、ネガティブキーワードが削除されました。
※ただし、「自社にとって都合が悪いから」というだけで、消去は難しいといえます。

まずは、焦らずにYahoo!に通報することをおすすめいたします。